私たちのサークル『珈琲・俺』には、創設以来、先輩から後輩へと大切に受け継がれてきた、独自のハンドドリップスタイル「珈琲・俺式」が存在します。
一般的な喫茶店のコーヒーと比べると「かなり濃いめ」と評されることもある、豆の個性をしっかりと感じられるその味わい。今回は、その奥深い世界の扉を少しだけ開いてみましょう。
【こだわり抜いた、珈琲・俺の”三種の神器”】
珈琲・俺式ドリップは、選び抜かれた器具から始まります。
1.ドリッパー:Kalita社製「102-D」
台形で3つの穴を持つこのドリッパーは、湯だまりの時間をコントロールしやすく、安定した抽出が可能です。これが私たちの味の土台を支えています。
2.ドリップポット:タカヒロ社製「雫」
その名の通り、雫のような繊細なお湯を注ぐことができる極細口のポット。お湯の量を繊細にコントロールすることが、珈琲・俺式の繊細な味わいを生み出す鍵となります。
3. ミル:FUJI ROYAL社製「R-220 みるっこ」
挽き目の均一性に定評のある電動ミル。珈琲・俺では「6番」の中粗挽きに設定し、ドリップの直前に豆を挽くことで、豆本来の豊かな香りを最大限に引き出します。
【極意は二湯目にあり。「うずまき」と「はなびら」】
珈琲・俺式の最大の特徴は、抽出工程の「2湯目」に隠されています。私たちは、コーヒーの成分をムラなく、かつ最大限に引き出すため、「うずまき」と「はなびら」という二つのユニークな注ぎ方を交互に行います。
うずまき
蒸らしと同様に、中心から外側へ、そして外側から中心へと渦を描くように注ぎます。これにより、粉全体の成分を均一に引き出します。
はなびら
中心を起点に、花びらを描くように円を重ねていきます。粉の壁である「土手」を崩さずに、狙った箇所のお湯の透過速度をコントロールするための繊細な技術です。
これらの動作を繰り返し、サーバーに落ちる抽出量と時間を正確に見極めることで、珈琲・俺ならではの、しっかりとしたボディと甘みを伴う一杯が完成するのです。
もしご自宅でハンドドリップをされるなら、いつもの淹れ方に少しだけ「珈琲・俺式」のエッセンスを加えてみてはいかがでしょうか。きっと、新しいコーヒーの世界が広がるはずです。